今季のドラマで私が一番面白かったドラマが「天国と地獄~サイコな2人~」です。
ついに最終回を迎える「天国と地獄~サイコな2人~」どうなっちゃうんでしょう!
毎週ドキドキしながら見てましたが、ついに最終回でこの楽しみもあと少しと思うとさみしい気持ちと、早く最終回を観たい気持ちで複雑です!
今回は「天国と地獄~サイコな2人~」の最終回考察とネタバレ感想、原作と見逃し配信についてくわしくご紹介します!
「天国と地獄~サイコな2人~」原作は?
「天国と地獄~サイコな2人~」とは、TBS系(日曜21:00~)で放送中のドラマですが、実は原作はありません。
脚本家森下佳子さんのオリジナルストーリーなんです。
森下佳子さんといえば、他にもドラマ版「世界の中心で、愛をさけぶ」や「JIN-仁-」、「白夜行」や「義母と娘のブルース」など綾瀬はるかさん出演作品を数多く手掛けている脚本家です。
原案は鹿児島・奄美大島に伝わる「月と太陽の伝説」です。
「本当は月は太陽に、太陽は月になるはずだった」という神話に基づいて、刑事と連続殺人鬼の容疑者の体が入れ替わるというお話。
最初はなんだかリアリティがなくて、ちょっと冷めた感じで見ていたんですが、これが本当に面白くてどんどんストーリーが複雑になっていきます。
「天国と地獄~サイコな2人~」あらすじ
まじめで堅物な望月彩子(綾瀬はるかさん)は、警視庁捜査一課の刑事。
以前に犯したミスと融通の利かない気質から同僚や上司に煙たがられていたが、なんとか事件の解決に貢献し挽回したいと躍起になる彩子。
ある日猟奇殺人事件が発生。
過去の事件と同じく被害者の手のひらに謎の絵文字Φが描かれていて、連続殺人事件に切り替えられる。
やり手の経営者である日高陽斗(高橋一生さん)が事件の関与を疑う彩子は日高と接触を試みるが、ひょんなことから歩道橋からふたりで転げ落ちてしまい、 気がついたらなんと彩子は日高の体に、日高は彩子の体に入れ替わっていた・・・!
「女」から「男」、「善」から「悪」・・・
まったく正反対の2人が入れ替わり、互いの価値観を根底から揺るがす予想もしない真実とは・・・?
「天国と地獄~サイコな2人~」キャスト
望月彩子役:綾瀬はるかさん
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まじめで堅物、融通が利かない刑事彩子ですが、ひょんなことから殺人の容疑者日高陽斗と体が入れ替わってしまうという難しい役どころ。
本来であれば刑事として犯人を逮捕する立場なのに、なんと殺人容疑者になってしまい、逮捕を逃れるために日高のいいなりに・・・
日高の指示で殺人事件に関係する物証を日高に渡すことに。
中身をもみて、「絶対日高が犯人じゃん・・・」と、本来なら犯人逮捕の千載一遇のチャンスなのに、自分自身が逮捕の危機に立っていることに絶望を感じる彩子(体は日高)。
しかし日高から、彩子の体で新たな殺人を犯す動画が送られてきます。
葛藤の彩子の体が殺人犯となり自身が自滅することを覚悟して日高(体は彩子)を逮捕すると日高に告げ、「もう誰も殺さないこと」と約束させるのです。
ドラマの中では綾瀬さんは体は彩子(女性)だけど、中身は日高陽斗という男性の役になります。
声もしゃべり方も低めで落ち着いていて、めちゃくちゃかっこいいです!
日高陽斗役:高橋一生さん
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やり手実業家で人望も厚く、部下からも慕われている日高陽斗ですが、裏の顔は実は連続殺人鬼のサイコパス?
彩子(体は日高)が連続殺人鬼として逮捕されないように、彩子に協力すると同時に、クールで知的な日高ですが、彩子と入れ替わったことで高橋一生さんは中身が女性の役を演じられています。
彩子はもともとさばさばしていて男勝りで決して女らしい女性ではないのですが、それでも高橋一生さんの演技力で「中身は女性」なんですよね!
ちょっとした動きがくねっとしていて、表情も柔らかくて、ものすごく細かい部分が本当に女性っぽいって感じます。
高橋一生さんの新たな魅力がみられて、こちらもかなりおすすめポイントです!
渡辺陸役:柄本佑さん
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彩子の同居人。
でも恋人関係とかではなくただの居候のようです。
彩子の家の家事をやりつつも、「便利屋りっくん」というサイトを立ち上げて清掃業や犬の散歩代行などの仕事をしています。
最初は彩子が突然優しくなったことでうれしく感じていた陸ですが、徐々に違和感を感じ彩子と日高が入れ替わっていることに気がつき、彩子に協力するのです。
実は昔は証券会社に勤務していたという意外な過去も。
河原三雄役:北村一輝さん・八巻英雄役:溝端淳平さん
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北村一輝さん演じる川原は、彩子の先輩で犬猿の仲。
捜査のため違法なことも平気でやる悪徳刑事ですが、犯人を捕まえたい執念は人一倍あります。
溝端淳平さん演じる八巻は、彩子の後輩で相棒です。
バリバリ捜査をするより雑用などの楽な仕事を好む定時で帰りたいゆとり世代。
「天国と地獄~サイコな2人~」事件を整理!最終回考察!
それでは「天国と地獄~サイコな2人~」の事件を整理しながら、最終回がどうなるのか考察してみたいと思います!
日高陽斗の入れ替わりはこれが初めて?
日高陽斗は彩子と体が入れ替わって、体は女性(彩子)、心は男性(日高)となってしまったんですが、入れ替わりはこれが初めてなのかな~?と疑問に感じます。
というのも、彩子の体になって帰宅したとき、 陸がいたことでその日の夜いきなり体の関係を持ってしまいます。
中身が男性でそんないきなり男性相手に??って思うと、 実は日高の中身はもともとは女性だったのが男性の体である日高と入れ替わったの?と感じました。
それにもともと彩子は化粧もしていなかったのに、中身が入れ替わって心が日高になってから化粧をし始めます。
彩子(体は日高)から「化粧とか好きですよね」といわれるくらい。
あと陸のことも慕っているように見えますよね。
陸が彩子の中身が日高だと気づいて家を出たとき、残念そうでしたし、陸が戻ってきたときはいきなりキスもしてたし、日高は陸に惹かれているっぽいですよね。
もともと男性が好きな男性だったのかもしれませんが・・・他にも意味深なセリフがありましたよね。
また6話では、奄美大島で日高の体が「自分は東朔也」だと名乗っていたことを考えても、日高の中身は東朔也?
うーん。
そうなると中身が女性ってことはないし・・・
ただ入れ替わりの方法も知っているような雰囲気でしたり、入れ替わりは今回が初めてではないように見えます。
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空集合Φの意味は?
連続殺人事件の 被害者の手のひらには皆同様にファイ(Φ)のマークが描かれていました。
これは日高が持っていた事件と関係のある物証の中からでてきたマンガ「暗闇の清掃人」に描かれていました。
事件はこのマンガに沿って起きているようなのですが、この作中にこのマークがファイではなく、空集合(∅)であると判明します。
空集合とは、「要素がない集合体」。
「ゼロや空白など”ない”ことを表す集合体」のこと。
マンガの中では「いてもいなくてもいい」「いても誰にも気づかれない」人間の集合体という意味だと表現されています。
このマンガの作者と思われるのは、十和田元(田口浩正さん)。
歩道橋に落書きされた数字が実は殺人依頼のメッセージで、犯行後に陸の便利屋サイトの方に落書きを消してほしいと依頼が入ってきます。
このときの依頼人の名前がクウシュウゴウで、殺人の依頼をしていた黒幕がクウシュウゴウとなったのですが、6話でアパートで自殺していたことがわかっています。
東朔也って何者?
彩子(体は日高)は、日高の持ち物の中から奄美大島行きのチケット見つけ、なにかあると奄美大島に向かいます。
その後奄美大島で「月と太陽の伝説」をしり、入れ替わりに深く関係していると気づくんです。
6話ではその時にお世話になった宿の亭主から連絡があり、以前奄美に来た時には日高陽斗ではなく”東朔也”だと名乗っていたといいます。
同じ頃、日高(体は彩子)は、身元不明の遺体の中から「東朔也」という人物を探していました。
この東朔也は、実は日高が幼い頃に生き別れた二卵性の双子の兄だと7話で判明します。
これまで日高は兄である東朔也をかばって、犯行の証拠を消すために部屋を清掃していたのか??
ということは犯人は日高の双子の兄、東朔也?
そして東朔也は、なんと陸の師匠でもある湯浅和男(迫田考也さん)だったという衝撃。
この辺でもうすっかりこんがらがってきましたよ~!
陸は自分のところに事件を指示しているようなメッセージの落書きの清掃依頼を空集合というニックネームの人物から依頼を受けていたことがきっかけで、 自分の師匠である湯浅=東朔也ではないかと疑っていたのです。
湯浅(東朔也)は病気で余命3ヶ月といわれています。
日高は、なんとか東が死ぬまでは逮捕されないように、東の発見を遅らせているようです。
犯人は東朔也で、日高は兄である東をかばっていただけなのか?
連続殺人の被害者
日高が持っていた物証の中には、リストが入っていてそのうちの3人は事件の被害者でした。
つまり黒幕がこのリストの中からランダムに殺人依頼をし(歩道橋で数字の落書きで指示)、実行犯(日高と思われたが東朔也?)が犯行を犯していたということになります。
3つの殺人事件は法務省官僚、パチンコグループ社長殺人、ゴルフ場オーナーなど、お金に汚く法ではさばけない人間がターゲットになっています。
これは十和田のマンガでも描かれています。
歩道橋での数字の落書きは殺人の指示だと気がついた彩子(体は日高)は、次のターゲットであろう人物の自宅の前で一晩中張り込みをし殺人を未然に防ごうとします。
しかしその前に日高(体は彩子)は自宅に侵入していました。
たまたま自宅前で張り込みをしている刑事らしき彩子(体は日高)と八巻を見かけた怪しい人物は踵を返して帰っていきます。
そして朝、事件は起きなかったと思った彩子ですが、ターゲットの自宅の塀から日高が出てくるところを目撃してしまい、殺人が防げなかったと落胆しますが、自宅からターゲットの夫妻がジョギングに出てくるのをみて生きていたたと安堵します。
が!!なんとそのターゲットの息子が惨殺されていたのが発見!!
しかもその現場には、これまでのように几帳面に清掃された跡かたはなく、痕跡もたっぷり残しています。
同一人物の犯行とは思えませんでしたが、手のひらにΦが描かれていることで、同一犯の犯行と断定。
そしてその中に日高陽斗の乳歯が現場に落ちていました。
これは日高と東が子どもの頃に歩道橋の上で会い、たまたまその時に抜けた乳歯をお互い交換し持っていたのです。
そしてこの被害者たちは、じつは師匠である湯浅(東朔也)や東と日高の父親を陥れた人物でもあったのです。
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「天国と地獄~サイコな2人~」最終回はどうなる?
「天国と地獄~サイコな2人~」も残すところあと2話となりましたが、怒涛の展開が続きもう目が離せない状態ですね。
湯浅の狙いは陸との入れ替わり?
陸の師匠である湯浅は東朔也だと判明したのですが、湯浅は余命いくばくもありません。
そんな湯浅は陸に、奄美大島に行かないかと誘います。
陸は余命わずかな師匠の要望をかなえてあげようと、一緒に奄美大島へ向かいます。
あぁぁ・・・
わかんないけど、湯浅も入れ替わりのことを知っているんじゃないかな?
もしくは入れ替わりを経験している。
奄美大島に行って陸と入れ替わろうとしているんじゃないでしょうか。
そうしたら湯浅が逮捕されても中身は陸だから、自分は逃げきれます。
しかも湯浅の体は余命わずかですが、死ぬのは中身が陸ということになり生き延びることができる。
おじいさんの死は入れ替わりが関係している?
そして日高が学生時代に仲良くしていたというおじいさん。
このおじいさんは、日高が熱で家に行けなかった日に階段から落ちてなくなっています。
これは怪しいですよね!
階段から落ちる→入れ替わりという構図がありますから、ここでおじいちゃんが誰かと入れ替わっているという可能性も?
日高はその日熱で寝ていたから、 実は東と日高、父親の三人は密かに交流をしていて、東とおじいさん(日高と東の父親)が入れ替わって、自分をだまし陥れた人物に復讐をしている・・・とか?
東と日高はまだ赤ちゃんのときに東は父親に、日高は母親に引き取られています。
当時は東の父親の事業がうまくいっていて裕福だったのですが、その後父親の事業を失敗して東は極貧な幼少期を過ごしています。
一方日高は義理の父親が事業で成功し、裕福な家庭で育っていました。
その後母親がなくなり、父親と兄の存在を知った日高がふたりに会いにいったとしてもなんら不思議ではありません。
そして被害者のひとりのせいで東と日高の父親が失業に追い込んだ張本人だとも言われていますから、動機も十分です。
黒幕(ミスターX)は誰?
ふつうに考えれば東朔也という風に見えますよね。
日高は犯行を繰り返す東の犯行を防ぐ、もしくは犯行後の証拠隠滅に協力していたように見えます。
日高は実行犯でも黒幕でもないのかなと思います。
日高は実は社員からも慕われ信頼もされていまし、人望も厚く、彩子もサイコパスな連続殺人犯というイメージが結びつかないと日高は無実なのではと考えています。
だけどちょっと思い出してほしいんですが、 日高はアメリカ留学中に、連続強姦殺人事件の容疑者になっています。
これは本当にだたの容疑で犯人は日高じゃないのか。
それともこの事件の後に別の誰かと入れ替わっているのか・・・
あと、彩子(体は日高)が歩道橋の壁の落書きが次の殺人のメッセージと突き止め、落書きした人物を探します。
そこで落書きを依頼してきたのは手のひらにほくろのある人物だと証言を得るんです。
落書きを消せという依頼は陸の便利屋サイトに依頼がきますが、ちゃんと落書きが消えてるか確認したうえで報酬が振り込まれる仕組みになっていることから、必ず犯人は落書きが消えてるか見に来るはずだとふんで、陸と八巻が犯人が見張ります。
しかし犯人らしき人物は姿を見せないまま、振込されて見張りも終了・・・
どうしてきちんと落書きを消した(仕事をした)か確認もしないで、報酬が振り込まれていたのか。
これは 実は実は黒幕は陸、八巻、日高、彩子の四人の中にいて、すでに確認済であるから・・・というのはどうでしょうか。
で、ここで怪しいのが八巻なんですよね。
あのぼーっとして頼りないゆるゆるな八巻ですが、誰よりも早く彩子が日高と入れ替わっていると気がつきました。
これは実は黒幕だからすぐに気がついたのでは?
また日高(体は彩子)は、突然八王子で火事があったとニュースをみて東の遺体がないか探しに向かいます。
実は火事ではなく八王子がなにか関係がある?
3年前に起きた官僚殺人事件のときに、八巻は八王子署にいたと1話で話しています。
またこれはツイッターで言われていたのですが、 八巻の着信履歴に「宮下裕香(八王子)」という履歴が残っていたそうなんです!
これは八王子の事件関係者だとわかりやすくするため?
元々の黒幕、ミスターXは十和田という線が濃厚ですが、彼は2018年に自殺しています。
しかし実はこのとき、八巻と十和田が入れ替わっていて、八巻の中身が十和田だとしたら・・・?
そして刑事だった八巻に入れ替わった十和田なら、殺人も自殺に偽造することもできるかもしれません。
他にもTwitterなどでは、鑑識の新田(林泰文さん)や、日高と東の母親(徳永えりさん)じゃないかなどなど、さまざまな考察が繰り広げられています!
個人的に、日高の中身が実は2人の母親で、子どもの犯行を止めようとしている、かばおうとしている・・・とかもよぎりました。
あと主題歌の手嶌葵さん「ただいま」の歌詞が、なんだか母親目線という意見もみられました!
そうなってくると、今彩子の中に入っているのは双子の母親というのもあるのかも。
だとしたら、彩子の中の人格(日高)は男なのに、陸とえっちしたりキスしたりするのも、メイクやヒールの高い靴を履くのに抵抗がないのも納得ですよね~
「天国と地獄~サイコな2人~」の見逃し配信はある?
「天国と地獄~サイコな2人~」ですが、現在見逃し配信で全話見返そうと思ったらParaviのみで配信されているようです。
TVerやGAOでは1週間の期間限定ですが、見逃し配信があります。
もしまた1話から全話見返したいなら、Paraviの2週間無料お試し期間中に見たおすのがおすすめです!
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まとめ
「天国と地獄~サイコな2人~」は今季一押しの話題のドラマですよね。
正直「入れ替わりとかファンタジーとかちょっとな~」なんて思ってましたが、話数が進むにつれてどんどん複雑に物語と人物が絡み合ってきて、予想もつかない展開に毎回度肝をぬかしております。(笑)
ほんと毎回目が離せません。
今日はいよいよ第9話ですよね!