今回ご紹介する映画は「イニシエーション・ラブ」です。
私は昔、原作小説を読んでいたので結末は知ってました。
だからどんな風に映像化されるのかが気になっていたんですが
なるほどね~!
うまく作りこんだな!
という感じでした。(何目線・・・(笑))
今回は映画「イニシエーション・ラブ」のあらすじや
原作小説との違い、感想について語りたいと思います!
さらに映画の中で実はいくつもの伏線がひかれていたんですが、
みなさは気が付きましたか?
完全ネタバレで伏線についても徹底解説しています!
最後に映画「イニシエーション・ラブ」の
無料動画を観る方法もご紹介しているので、
気になった人はぜひチェックしてくださいね!
ネタバレは見たくない人は、目次からジャンプしてくださいね!
「イニシエーション・ラブ」とは
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「イニシエーション・ラブ」は
乾くるみさん原作で2004年発行された恋愛小説です。
恋愛小説なのですが、
ラスト2行の大どんでん返しで読者の度肝を抜き、
2005年版「本格ミステリーベスト10」の6位、
「このミステリーがすごい!」で12位にランクインした人気小説なんです。
「読み終わった後、必ずまた読み返したくなる」といわれていた通り、
私もすぐに読み返してしまいました。
映画「イニシエーション・ラブ」キャスト
これから観る人のために役名は伏せています(笑)
原作発行から10年以上も経った2015年に映画化した作品なんです。
メガホンをとったのは、
トリックや20世紀少年などヒット作を手掛けている堤幸彦監督。
どんな風に映像化するのか気になっていましたが、さすがですね!
映画も素晴らしく、とても面白く観られました!
映画「イニシエーション・ラブ」あらすじ
【side-A】
太っていてさえない大学生鈴木は、
友人に誘われた合コンでマユと出会う。
自分に自信もなく奥手な鈴木だが、
マユと何度か会ううちにマユに惹かれていく。
デートを重ね、お互いを「たっくん」「マユちゃん」と呼び合い、
ついにふたりは付き合うことに。
そしてたっくんは、
マユの希望をかなえ夜景の見えるレストランでクリスマスデートを過ごす。
これまでの人生にないくらいの幸福感を味わう。
たっくんはマユのために痩せてかっこいい男になろう、
そしてこれからの人生マユを大事にしていこう決意する。
【side-B】
マユのために地元で就職したたっくんだが
3年間の東京本社勤務が決まり、マユとは遠距離恋愛となる。
最初はできる限り週末に地元に戻って
マユと会うためにがんばるたっくんだが、
徐々に経済的にも肉体的にも負担を感じるように・・・
そんなとき同じ職場の美弥子と出会い意気投合する。
子どもっぽいマユとは反対に、
キレイでオトナの美弥子に次第に惹かれていき、
マユとはすれ違いはじめる・・・
原作とは違う!映画「イニシエーション・ラブ」の感想!【ネタバレあり】
注意!
ここからがっつりネタバレしていきます!
原作、もしくは映画を楽しみたいから見たくないよ~って人は、
この先は見ないでくださいね!
私はもともとミステリーが大好きで、
特に大どんでん返しとか大好物なんですが、
この「イニシエーション・ラブ」はラブストーリーだと思って読んでいたので
完全に油断してましたね。
だからラスト2行は衝撃でした!
ただ映像化は不可能だと思ってました。
だって映像のない小説ならではのトリックで
【side-A】と【side-B】のたっくんは同一人物とみせかけて、
実は別人(鈴木辰也と鈴木夕樹)というオチ。
だから映画化するって聞いたときは、
「どうやって??」っていうことが気になってたんです。
たっくんをデブ化することで
【side-A】のおデブだったたっくん(亜蘭澄司さん)と、
【side-B】ではマユのために痩せてかっこよくなったたっくん(松田翔太さん)は
同一人物だと錯覚させたことで、自然にキャストを入れ替えられました。
ここについてはまた後程くわしく解説します!
で、映画「イニシエーション・ラブ」は、原作と少し内容が変わっています。
ラストは原作と大きく違う
原作ではラスト2行で、鈴木の新しい彼女美弥子が「辰也」と呼んだことで、
「え?
たっくんの名前は夕樹じゃなかった?
どゆこと???」
と謎だけを残したまま、物語は終わってしまいます。
もう気になって気になって、すぐに読み返しました。
つまり二股をかけていたのはたっくんと思っていたけど、
実はマユも二股をかけてたってことになるんですね。
映画ではふたりのたっくんを鉢合わせにすることで、
トリックを明かしました。
映画のラストでは【side-B】のたっくん、
辰也(松田翔太さん)がクリスマスに予約していたホテルで
マユがひとり待っているかもしれないと思い、マユの元に向かいます。
そこでたっくんと呼ばれる夕樹(亜蘭澄司さん)と
デートを楽しむマユと再会。
ここで二人の「たっくん」(夕樹と辰也)が混乱している様子から、
謎解き回想シーンにはいります。
映像が巻き戻って時系列順に説明してくれて、
これはすごくわかりやすい作り方だなと思いました。
ノスタルジックな映像や音楽は映画ならでは!
舞台は80年代の静岡県。
映画のノスタルジックな雰囲気も良かったですね。
レトロ車やバイク、小物やファッションもおしゃれです。
黒電話とかもなんか趣があっていいですよね。
昔はスマホとかなかったから、
夕樹がはじめてマユの自宅に電話するとき、
親が出ることを想定してなかなか電話ができなかったり、
電話する前に練習している姿とか、いい時代だなぁって感じました。
あとカーステレオでカセットテープをA面からB面にひっくり返すところとか、
懐かしい!と感じた人も多かったと思います。
さらに80年代にヒットした名曲が随所に流れて
うわぁぁ!懐かしい!!
って曲に浸れるところとか、映像化の醍醐味ですよね。
ラストの夕樹と辰也がはちあうシーンでは、
男女7人秋物語の主題歌「SHOW ME」が流れ
「おぉっ!」ってテンション上がります!
(ちなみに私はリアルタイム世代ではありませんが・・・)
あなたは気づけた?「イニシエーション・ラブ」に散りばめられた伏線【たっくん編】
映画の「イニシエーション・ラブ」には、後から見返すと
なるほど~!と思える伏線がいくつも仕掛けられているんです。
あなたはいくつ気づきましたか?
実は【side-A】と【side-B】のたっくんは別人であることや、
【side-A】と【side-B】は前後ではなく
同時進行だということを暗にほのめかしている伏線が
散りばめられているんです。
私が気づいた伏線を、徹底解説します!
性格
最後まで観ると【side-A】は鈴木夕樹、
【side-B】は鈴木辰也のふたりいたということがわかります。
まるで同じ人が痩せてかっこよくなったと思わせていましたが、
実はところどころに別人をにおわせる場面があったんです。
夕樹は読書好きで穏やかで地味な性格だが、辰也は怒ると暴力的になります。
同僚やマユに対してもカッとなって暴力をふるうシーンがありますし、
上司に対してもたてつくシーンも。
さらにマユにうっかり「美弥子」と呼んでしまい、
浮気がバレて逆ギレして暴れるとかマジで最悪です。
また自分のことも【side-A】の夕樹は「ぼく」と呼んでいますが、
【side-B】の辰也は「おれ」と呼んでいます。
多少違和感を感じましたが、
社会人になって変わることもあるので・・・って思ってましたが、
後から見返すと明らかに全然性格違いますよね。
専攻学科
【side-A】で合コンの自己紹介で
夕樹は「数学科」と自己紹介しています。
しかし【side-B】7月15日に美弥子の後輩が
次の芝居で相対性理論についての芝居をするという話から、同僚が
「スーさんそういうの好きじゃない?物理学専攻だったんでしょ?」
と同僚にいわれています。
また美弥子の両親と会ったときに、
専攻は物理で流体力学を勉強していたと話しています。
専攻学科が違うということで、別人であることがわかります。
体形
【side-A】のたっくんは太っていますが、
【side-B】のたっくんは痩せています。
これはマユのためにダイエットして痩せたんだろうと思わせていますが、
【side-B】7月1日、
同僚の海藤(三浦貴大さん)が
辰也の昔の写真を見つけて「スマートだなぁ」といっています。
なんとなく夕樹は昔から太っていたような雰囲気だったので、
この何気ない会話に違和感を覚えた人もいたのでは?
あなたは気づけた?「イニシエーション・ラブ」に散りばめられた伏線【時系列編】
【side-A】は1987年7月10に夕樹とマユは合コンで知り合います。
それから【side-B】は”翌年の1988年なのだ”と思わせて物語は進みますが、
実は”同年の1987年”で同時進行で進んでいます。
よーく見ると、
【side-A】と【side-B】が同時進行だとわかる描写が、
ところどころに散りばめられているんです!
時系列でタネあかしをしていきますね!
アインシュタインの本
【side-A】9月15日、はじめてマユの部屋に訪れた夕樹が、
本棚に毛色の違う「アインシュタインの世界」を見つけて
「こういう本も読むんだね」といっています。
実は【side-B】1986年11月14日に、
物理専攻でアインシュタインが好きな辰也が置いていった本でした。
マユの服
【side-B】7月11日、
デパートで2着の服で迷っているマユに、
「左がいいと思うよ」という辰也。
「でも高いからな~」となかなか決まらないマユに、
辰也がプレゼントしました。
実は【side-A】の8月14日に夕樹との初デートで着ている服なんです!
つまり
【side-B】は【side-A】の後の話ではないってことを物語っています。
またこのとき、マユが服を選んでいるのを待っている辰也に
「あの人かっこいい~」とバックで話している女の子は、
合コンで夕樹にアプローチ(?)していた女の子でした。
痩せてかっこよくなったから気が付いてないのかな?と思わせて、
実は「別人だからわからない(そもそも会ったことがない)ということでした。
”たっくん”
鈴木辰也が”たっくん”と呼ばれるのはわかるのですが、
鈴木夕樹の「夕の字ってカタカナのタに似てるからたっくん」って
ちょっと強引だなと思いませんでした?
【side-A】の8月14日の夕樹との初デートで
マユは思わず夕樹のことを「たっく・・・」と言いかけます。
咄嗟に「タックってわかりますか?」とごまかします。
「タックひとつとってももっとオシャレなものもあるんですよ~」
「もっとオシャレな恰好したらいいと思いますよ」と、
本の話から唐突に話題を変えてしまうんです。
そして次の8月21日のデートで、
「なんかあだ名で呼びたいな~」と甘えながら”たっくん”呼びを提案。
名前の呼び間違いしないために、
なんとか夕樹を”たっくん”呼びできないか考えていたんでしょうか?
めっちゃ細かいですが、
「(あだ名を)たっくんがいい~」とマユが言ったとき、
グラスを磨いているバーのマスターの手が一瞬止まるんです。
実は東京勤務に決まったことを話していたバーみたいで、
マスター的には「あれ?たっくんって??」みたいに思っていたのかな?(笑)
それにしても名前を呼び間違えないようにあだ名を統一するなんて・・・
辰也よりもマユの方が上手ですね!
日焼の跡
【side-B】8月8日に辰也がマユに
「あれ?お前焼けてない?」といわれ、
「友達と海に行ってきたの」と話すマユ。
【side-A】8月2日に夕樹たち合コンメンバーと海に行き、
そこで夕樹に自分の電話番号を伝えています。
またあんなにマユを大事にしようと決めていた夕樹が、
「お前」と呼ぶのも違和感を感じた人もいたのでは?
スカートのシミ
【side-A】で初めて夕樹から電話があったとき、
マユは汚れたスカートを拭いていました。
これは【side-B】8月9日に辰也の車の中で
「生理が来てない」と打ち明けるマユに動揺した辰也が、
マユのスカートにコーラをこぼしてしまいます。
このとき拭いていたのは、辰也に汚されたスカートを拭いていたんですね。
本
【side-B】8月23日、
マユの部屋に置いてある4冊のハードカバーの本を見つけて辰也は
「俺はこんなに節約してるのに、こんな高い本買いやがって!」
とキレて、本をマユに投げつけます。
実はこの本は【side-A】で
8月21日の夕樹との二度目のデートで借りた本なんです。
そもそも本好きの夕樹が、
本を投げるなんてしないはずっていう伏線。
マユの体調不良
【side-A】8月26日にマユは夕樹に
「体調を崩したので次の金曜はデートできない」
と断りの電話をいれています。
実は【side-B】8月30日に堕胎手術をしていたんです。
9月4日に次の夕樹とのデートで
「体の調子が良くなった解放感からかなぁ~!ビールがおいしいぃ!」といい、
マユは夕樹に「便秘だったんだ」と嘘の告白をします。
車
【side-A】でマユに「車の免許とらないの?」と聞かれ、
夕樹はマユのために運転免許を取得。
さらに中古でオンボロの車を購入します。
このときに
「ちゃんと仕事が始まったらもっといい車買うからね」といっていますが、
【side-B】で、辰也がトヨタのスターレットに乗っています。
さすがにまだ新入社員でこんな車は買い換えられないだろう
っていう違和感があります。
ホテルのキャンセル
【side-B】10月31日に辰也と別れたマユ。
11月14日に夕樹に
「クリスマスイブの夜にホテルで食事してそのまま泊まれたら最高だよね~」
と話すマユ。
マユに喜んでほしくてダメ元でホテルに予約の電話を入れると、
「ちょうどキャンセルがでたところです」との返答が。
実は【side-B】で11月14に
辰也がホテルにキャンセルしたことで空きがでたのでした。
電話
【side-B】12月18日、
美弥子や同僚たちと飲んだ後美弥子に電話しようとして、
番号を間違えてマユに電話をかけてしまいます。
辰也が電話に出たのがマユだと気づき動揺して黙っていると、
「たっくん?」と
電話の向こうで呼ばれ思わず電話を切ってしまいます。
この電話で、
辰也はまるで自分からの電話がくるのが当然のような、
自分を今でも待っているかもしれない、
そんなマユの声が気になりはじめます。
しかしこのときすでに夕樹と付き合っていたマユは、
夕樹からの電話だと思い「たっくん?」と呼んだのでした。
電話が切られた後、
マユは夕樹に電話をかけ直し「今電話くれた?」と話しています。
しかし辰也はこのことがきっかけで、
マユのことが気になってしまうんです。
「勝手に家を出ただけで、マユは実は別れたと思ってないかもしれない。」
「ホテルキャンセルしたことも知らないし、もしかしたらホテルで待っているかもしれない」
と思い、美弥子とのデートを中断して静岡に向かいます。
男女7人秋物語
【side-A】でマユと夕樹とのデートは毎週金曜日だったが、
マユが男女7人秋物語が観たいからという理由で金曜日のデートが木曜日になりました。
【side-B】12月24日に美弥子が
「こないだの男女7人秋物語見た?」と聞いてます。
男女7人秋物語が放送されていたのは、
1987年10月9日から最終回は12月18日です。
ここで同じ1987年の物語だとわかる仕掛けなんですね。
マユのネックレス
【side-A】12月24日に夕樹からプレゼントされたネックレス。
「肌身離さずつけるね」と言っているが、
後半部分にあたる【side-B】では
一度もこのネックレスは出てきません。
【side-B】は【side-A】の続き(翌年)の話ではないからですね。
映画「イニシエーション・ラブ」のトリックはここ!
映画「イニシエーション・ラブ」のキーでもある、
【side-A】のたっくん(亜蘭澄司さん)と
【side-B】のたっくん(松田翔太さん)が
同じ人間だという錯覚をおこさせる必要があります。
そこをどうやって映像化するのか気になっていましたが、
映画ではさまざまなトリックを使って見事に同一人物に思い込まされます。
エアジョーダンのシューズ
【side-A】12月24日に、
マユは夕樹にエアジョーダンのシューズをプレゼントしています。
早速エアジョーダンのシューズに履き替えて、
飛んだり跳ねたり踊ったりしておおはしゃぎして喜ぶ夕樹。
その姿をみた他のカップルから
「なんかあの二人釣り合ってない」とバカにされ、
マユのために痩せてかっこいい男になろうと決意します。
ここで夕樹が「マユちゃんのために痩せるよ」と宣言。
そしてカメラは夕樹のシューズのアップから、
少し汚れて使い古したエアジョーダンのシューズに変わり、
そのまま引きでジョギングしている痩せた松田翔太さんが現れます。
日付は6月19日。
クリスマスから半年間がんばってトレーニングした結果、
太っていた(亜蘭澄司さん)が
痩せてかっこよくなって松田翔太さんになったと錯覚させたんですね。
ここの見せ方はすごい!
この絵の見せ方の効果で、
まるでふたりは同一人物だと違和感なく
視聴者に思い込ませることに成功しました!
あれ?またちょっと痩せた?
【side-B】7月11日に辰也と買い物に行った後、
家に戻ってマユは辰也に
「あれ?またちょっと痩せた?」といいます。
半年でこんなに痩せる??という視聴者の疑問や不信感を、
このセリフで【side-A】のたっくんがみるみる痩せているような印象を与えました。
やっぱりたっくんが痩せてイケメンになったんだ
という印象を強烈なものにしました。
木綿のハンカチーフ
映画「イニシエーション・ラブ」では
80年代にヒットした楽曲がたくさん使用されています。
その中でside-Bに切り替わるときに
「木綿のハンカチーフ」が流れます。
「木綿のハンカチーフ」は太田裕美さんのヒット曲で、
田舎で愛を育んでいた恋人が、
仕事で東京に行き遠距離恋愛になり、
徐々に東京の暮らしから男性が変わってしまい別れる歌です。
この曲がものすごく効果的に使われています。
この曲がバックで流れながら、
東京転勤になったたっくんにマユは
「都会の絵の具に染まらないでね」と
木綿のハンカチーフの歌詞になぞらえます。
ここで【side-B】で印象の変わったたっくんを、
視聴者に「たっくんは都会の絵の具に染まって変わってしまった」
という印象を植え付けたんですね。
この曲の使い方の効果で
「たっくんは変わった」という印象を与えますが、
実際の辰也は何も変わっていないのかもしれません。
ルビーの指輪
【side-A】7月10日に夕樹と出会った合コンでつけていたルビーの指輪は、
マユは自分で買ったと言っていましたが、
実は【side-B】7月2日に辰也から誕生日プレゼントでもらった指輪でした。
【side-A】12月24日の夕樹とのクリスマスデートで、
夕樹から「指輪どうしたの?」と聞かれ、
「実はどっかいっちゃったんだよね」と落ち込むマユに、
夕樹は「来年の誕生日にプレゼントするね」とと話します。
【side-B】の7月2日にマユの誕生日にプレゼントしたとき、
マユは「あの話、覚えててくれたんだ」と。
「あの話」とは【side-A】で夕樹がクリスマスに
「来年プレゼントするね」と言っていたことを指しているのだと思わせていました。
しかし実は【side-B】で、
1987年2月4日の辰也の誕生日(?)にマユがプレゼントを渡した後、
「私の誕生日は7月2日で誕生石はルビーだよ」
とかわいくアピールしていることだったんですね。
ちなみにこのときの辰也へのプレゼントは、
クリスマスにマユが夕樹にプレゼントしたものと
全く同じエアジョーダンのシューズなのだ!
「男の人にプレゼントしたの初めてだから、なにがいいかわからなくて・・・」
というセリフは、
男性にプレゼントするときのマユの常套句みたいですね。
就職先
さらに【side-A】の合コンの席で、
夕樹は東京の富士通に内定をもらっているといわれていました。
【side-B】で辰也はマユのために
「東京の大手企業の内定をけって地元で就職したのに」
と話していましたよね。
これは富士通の内定を断ったんだと思わせたことで、
二人が同一人物だとより強く思わせました。
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まとめ
映画や原作を観ているときは、
とにかくたっくんが不誠実で悪い男と思っていましたが
最後まで観終わると
「マユがひどい!たっくん(夕樹)がかわいそう!」となりましたね(笑)
私は原作をはじめて読んでいたとき、
マユが「たっく・・・」と言いかけたところや、
体調不良でデートをキャンセルしたとこ、
ルビーの指輪などで、
マユには他に男がいるのかも?とは感じていました。
辛い恋愛をして、でも夕樹と付き合うことになって
やっと幸せになれたと思ったのに、
遠距離恋愛で二股かけられて
また辛い恋愛になってしまってかわいそう!!
と思ってました。
まさかこんなラストが待ってるなんて衝撃でした!
まゆはどこで夕樹に乗り換えたのか、
どこで辰也を見限ったのか?
そこは結局明かされていませんが、
そういうところも含めてみてみるとまたおもしろいと思います!
過去見たことがある人でも、
原作を読んでオチを知っている人も、
2度目3度目見るとまたさらにおもしろくなる作品です!
いろんな伏線を探しながら見るのもおもしろいですよ!